私が力を入れて携わっている「家族信託」ですが、家族信託に取り組むにあたって家族の想いをしっかりと確認するという部分が重要なことになります。
他方、それと同時にその想いをしっかりと叶えるための契約書を作るなど法律のサポートも重要となります。
家族信託という分野においては、信託法という法律の解釈が問題となることに加え、民法の知識等も不可欠なものとなります(新しい分野なので、まだ議論が決着していない論点も多くあります)。
私も弁護士の一人としてこれまで多くの家族信託の組成・検討を行ってきたところですが、やはり一人の弁護士としてではできることの限界もあります。
そのような中、家族信託をしようとする人を法律面からしっかりとサポートする仕組みづくりの一環として、平成29年6月1日に「日弁連信託センター」が創設されました。
私もこのセンターのメンバーとして、平成29年6月19日の第1回の会合(東京)に行ってきました。
私のような地方にいる弁護士にとって、なかなか周りで家族信託について法律面での議論をする機会のなかったところですが、この分野に携わる弁護士の方々の意見を聞きながら、自ら研鑽を積んで、より多くの人の想いを叶えられるように頑張ってやっていきたいと思います。